黒澤明『生きる』のかっこいいワンシーンにやられた。

どうも、淡々と毎日ブログを更新するつもりでしたがまたもやだいぶ日数が空いてしまいました。

今回は、昨日鑑賞した映画黒澤明『生きる』の印象に残ったシーンを一つ、ピックアップしたいと思います。本当にかっこいいの一言でした。

作品の概要

 

主人公・渡辺勘治は市役所の市民課の課長という立場。お役所仕事を30年間も続けて思考停止状態が続き、”生きているけど生きていない”状態。しかし突然、自分が胃がんだということを知る。そこから無断出勤するようになり、今まで全くしなかった類の遊びをする毎日。すると偶然、市役所での元部下・小田切とよという女性が目の前に現れる。彼女は退職後、玩具工場に勤め、忙しくも毎日”生きている”。そこで渡辺は自分にも市役所のなかで成し遂げることがあるはずだと余生を必死に仕事に捧げる。

だいたいこのような感じです。ただお役所を批判しているのでなく、世の中など大きな流れについて黒澤明は風刺していることでしょう。具体的には!?と言われるとまた別の論点になるので、気になる方がいましたら作品を観ていただきたいです。

印象に残ったシーン

市民からの要望で公園の設立がありました。渡辺勘治は市役所に戻ったあと、ずっと蔑ろにしてきたその案件をお役所体質を押しのけて実現しようとします。(当時はセクショナリズムが蔓延り、仕事が面倒なので他の科に回そうとするようです。今はどうなんでしょう)

そこで部下に、「うちの科では全体を動かせませんよ、無理ですよ」的なことを言われます。
対して渡辺は「できる、やる気があれば」といつものようにぼそっと言います。

この時の渡辺勘治の目は、自信と不安が入り混じった、そのような人間の悶々とした心情を非常に技巧的に表現していたと思います。

大切なのはやろうと思うかどうか

渡辺の「できる、やる気があれば」という言葉は、どこでも言われるような一言で特別でもなんでもありません。

所謂、どの自己啓発書にも書いてありますよね。当たり前のことなんですが、言葉というのは表面を撫でただけでは自分のモノにはならなくて、原体験を通してこそ血肉になるのではないでしょうか。

そのため、このように何かの作品などに感化された時、腹に落とすために小さなことでも一つ自分で決めたことを実行してみようと思います。

淡々と積み上げる毎日の積み重ねこそが、目指すところへと通じる道を作り上げると信じて。
言うは易し行うは難しですね。毎日がんばりましょう!

次は七人の侍を観ようかな。

んじゃまた。

注: セリフについては一字一句同じではないと思うので悪しからず。だいたいそんな感じでした

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