『二郎は鮨の夢を見る』を仕事に悩んでいる人に観てほしいワケ。

以前からTSUTAYAで借りようと思っていたDVD『二郎は鮨の夢を見る』を観ることができました。「生きるとは、働くとは」と考えている上で非常に学びの多い作品でした。

今回は特に印象に残った箇所を3点ピックアップし、メモとして残しておきたいと思います。今の生活や仕事に対して不満や変えたいと思っている人の役に立てば嬉しいです。

映画『二郎は鮨の夢を見る』ってどんな作品?

513Uf5vPLTL SL500 AA300本作品は、アメリカの映画監督が日本のある寿司職人の仕事に対する姿勢や考え方を取材したドキュメンタリー映画となっています。

『二郎は鮨の夢を見る』(じろうはすしのゆめをみる、原題:Jiro Dreams of Sushi)は、2011年に公開されたデヴィッド・ゲルブ (David Gelb) 監督によるアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。85歳の寿司職人で「すきやばし次郎」の店主である小野二郎を追い、すしの技を極めようと探求し続けるその姿と、伝説的存在である父に追いつくべく奮闘する長男・禎一(よしかず)を捉えた作品。

二郎は鮨の夢を見る – Wikipedia

日本食が世界でブームになっていることは海外に出てみるとよくわかります。僕が留学経験のある中国でも、またバックパックで東南アジアの国々を周った際も和食レストランは至るところで目にすることができました。寿司レストランも各地で見かけましたが、調理場に立っているのは現地の人が多かったです。

その点、外国人から見ると「日本」の「銀座」で長年寿司職人を続けている二郎さんのような人の生きざまは非常に好奇心をそそられるようなテーマではなかったでしょうか。

それでは、以下から印象に残ったところを記していきます。

自分がやろうと思った仕事に没頭しなくてはダメだ

二郎さんは今現在でも、「どうしたら美味い寿司を握れるか」を常に考えているようです。映画を見ると完璧主義者ですが、そういった姿勢があっても自分が納得する「完璧さ」は届かないそうです。没頭して続けるしかないと。

仕事を好きになるためには没頭することだと、堀江貴文さんも『ゼロ』でこのように書いています。

人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。

僕は二郎さんが9歳で寿司の道に入った当初、寿司を握るのが大好きで仕方がなかったのかは分かりません。時代は違いますが、僕が9歳だった時は毎日学校でドッチボールをしている少年でした。そのように考えると、二郎さんの時代は「働くしかなかった」のでしょう。好きも嫌いも言っていられる状況でなく、今日を生き抜くために仕事をした。その中で、自分の仕事を愛する努力を日々続けていったのだと思います。

毎日同じことを同じようにやるのが職人

成功する・道を極めるために重要なのは、自分が定めた目標に向かって毎日、”淡々と”努力を継続することだと。

二郎さんはルーティーンワークを徹底されているようで、店に向かう際に乗る電車の時刻・車両も長年変わっていないようです。

ルーティーンワークは一見退屈に思われがちですが、それがいかにクリエイティブな仕事に決定的な影響を与えるかということを、以前の辺境ラジオで内田樹氏・名越康文氏が仰っていました。

内田氏「全く同じ生活、ルーティン通りに生活をしていないと、頭の中に起きた微細な変化をキャッチできない。毎日驚くことがあったら、アイディアの小さな目は見過ごしてしまう。」

名越氏「日々のちょっとした微妙な変化を捉えると、一気に世界が変わるような気付きになる、そのためにも判で押したような生活をすることが大切だ」

こう書きながら、僕は今ルーティーンな毎日を過ごせていません。起きる時間はバラバラだし、夢や目標に向かってコツコツと同じことを続けていることを胸を張って言えません。だからこそ、この二郎さんの言葉は非常に響きました。まずは、規則正しい生活を心がけたいです。

シンプルを極めるとピュアになる

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二郎さんのお店・すきばやし二郎は、おつまみを出さずに寿司のみを出すらしいです。また、映像を見ていただければわかりますが、店内から寿司を握る振る舞いまで、無駄なモノが一切ありませんでした。

シャリとネタとわさびと醤油。材料はこれだけだから、各々の質を高め、バランスでどのように勝負するか。

そのようにシンプルさを追求することで、ミシュランの審査員の心を動かす結果に繋がったのではないでしょうか。

映画を見ている時、「ピュア」とは何かが自分の中ではいまいち理解できませんでした。これは自分で突き詰めて考えていきたいと思います。

ただ少し話は飛んでしまうかもしれませんが、「シンプルさ」というのは現代のような変化の激しい時代にとっては生き抜く上で重要な一つの価値観だと思います。

生き方・働き方が多様化している昨今、「自分がどうしたいのか」ということを一つ一つ手探りで探っていくことで、同時に不要なモノが見えてきます。

逆に言えば、いらないものを排除していくことで、大事なものが浮かび上がってくるということも言えますね。

終わりに

この作品がアメリカでヒットしたのも、なんとなく分かる気がします。日本的な職人気質を追求した作品は、今まで外国にはそこまでなかったであろうし、シンプルに生きる・働くということがリーマンショック以降の世界では再評価されるのも自然な流れではないでしょうか。

何よりも、一つの道を極めた人から溢れ出るオーラが本当にかっこよかった。そういう本物の人に限って、謙虚で相手のことを思いやる器がある気がします。

上映時間も81分と短めなので、興味がある人はぜひ観てみてください!本当にオススメです!

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